あけましておめでとうございます!

今年は中国で年を越しました…と言っても、こちらは旧暦の正月(春節、今年は1月31日)がメインのお正月なので、大学も元旦の1日だけお休みで、しかも前期の期末テスト期間のまっただ中だったりします。日本の年末年始にあたる一週間は成績検査のための作品を準備したり、私の場合は中国語の語学のテストがあったりと忙しかったです。なのであまり年を越した実感がありません。

そして昨日から長い冬休みに入りました。

あっという間に一年の半分の授業が終わってしまいましたが、、、最後の1ヶ月は何をしていたかというと、学部生の模写の授業に混ぜてもらって模写をしていました。

模写は大学院時代にさんざんやった私ですが、、ここ中国美術学院の模写は考え方や方法が全く違います。
まず驚いたのがこの模写室の環境の良さ!!

模写1ここは模写の授業専門の教室で、ここに中国美術学院が所蔵する作品を並べて模写をします。
大学の所蔵作品はやはり浙派のものが中心ですが、

模写5

斎白石の海老とか

模写

呉昌碩の牡丹や任伯年の没骨のものまで。 作品もケースで保護、管理しつつ学生が作品の目の前で筆を使えるという、かなり恵まれた環境です。

模写6私は三週間の間に蒲華の竹、幡天寿の蘭、呉昌碩の牡丹、金農の梅などを模写しました。
日本では模写といったら素材研究から初めて、寸法や図像もとにかく原本に忠実に写すので一枚の模写に1年以上かけることも珍しくないですが、こちらの模写は筆の動きや、実際に作者が描いている順序、スピードなどを重視するので写真のように一日に何枚も描いたりします。私にとってはこのスピード感はかなり新鮮なものでした。

敦煌

模写と言えば、今月から3月にかけて大学の近くの浙江省博物館で敦煌壁画の展覧会をやっていて、敦煌の石窟内の壁画と仏像を360度模写と模刻で再現していました。ここで見られた模写は顔料などもかなり原本に忠実なようで、日本の模写の方法に近いです。私としては岩絵具の質感を懐かしく感じたりしました。

そして前期の最後の一週間は、成績検査のための作品展示というのがありました。
検査の時には完成した作品を出さないといけないので、まず、作品を表具屋さんに持って行って裏打ちしてもらいます。

検査1ちょっと怪しい雰囲気、、、ですが小さい作品だったら一枚10元(170円くらい)ですぐにやってくれます。この時期は学生が殺到するのでお店の人もてんてこまいの様子。

検査3

試験期間に入ると、学生が一斉に今学期の作品を教室に並べます。先生は教室を回って成績をつけるようです。皆がそれぞれ力作を並べた教室はなかなか壮観です!

検査2ちなみにこの時期は全ての科がこのような状態なので大学がちょっとした美術館のようでした。他の科の教室に行って展示を見るのも楽しいです。検査5

これは書道の学部三年生のクラス。

検査6篆刻の宿題もありました。

検査4

これは私のスペースです。この9月に杭州に来たときの、右も左も分からない状態を思うと今は少しだけ、とっかかりをつかめたような気持ちです。毎日教室に行く度に色々な出来事があって、本当に刺激的な4ヶ月でした。最初の中国語もままならなかった時から、先生や同級生が道具のことやどんな本を見たら良いかなど、絶えず色々なアドバイスをくれて、本当に感謝しています。
あまりにも色々と一気に吸収したので、これから2ヶ月近い冬休みの間に少し頭を整理して後半もまた頑張りたいと思います。

こんな感じで、年が明けました。
2014年もどうぞよろしくお願いいたします。

前期が終わりました〜!