先月、横浜のFEI ART MUSEUMでお披露目させて頂いた「蓮池図」が光明院の客殿に搬入されました!

4月のお披露目展のあと絵をパネルから剥がして、表具屋さんの手で床の間に飾ることのできる形に張り替えてもらいました。作品の構造としては屏風やふすまとほぼ同じで、障子の骨のような格子状に組んだ木枠に紙を何枚も貼り重ねて作った板に絵を張り込んであります。床貼付けの絵は壁に直接描いたり、取り外しができないような形になっているものもあるようですが今回は作品の保存性を考えてこのような形にしました。

作品は側面も入れると4枚に分かれますが、連結部分はほぞでつながるようになっています。
このようにバラバラの絵を、絵柄がずれないように上下の間隔を合わせてぴったりと張り込んでくれた表具屋さんの技術に感謝しつつ、、

設置完了です!!
実は、当初の床の間の構造だと絵の上部30cmくらいは隠れるはずだったのですが、光明院のご住職が絵ができるだけ見えるようにと床の間の上の壁を直して下さったので、空の方の飛んでいるカワセミなどもよく見えるようになりました。

今回はお寺に飾られるということと、蓮池図という古典的なテーマに寄るところが大きかったので、自分の普段の作品とはかなり雰囲気が違います。
障壁画は、額縁に入れて壁にかける絵とは違って空間の中で背景になるものでもあるので、一方的に絵が主張するのではなくこちらと絵の中の空間を行ったり来たりできるような感じが理想的なのではないかと思いました。絵と、それがある空間との関わりというのは自分の個人的な制作の中でも大事なテーマなので、思いがけずとても良い勉強をさせて頂きました。光明院のご住職と、お手伝いしてくれた友人達に本当に感謝しています。また、お披露目展を企画して下さったFEI ART MUSEUMと展示を見にきて下さったみなさまも、本当にありがとうございました。

蓮池図が光明院に