あけましておめでとうございます。

2013年が始まりました。昨年は長かった大学生活を終え、環境の変化にあたふたしながらも個展やグループ展の機会をいただいて、気がつけばここ数年で一番制作に励んだ年になっていたような気がします。環境が変わったことで今までとは違った出会いがたくさんあり、人の縁の不思議さや有り難さをひしひしと感じました。
今年もまた個々の作品に取り組みつつ、自分の考えていることが少しずつでも実現できるように日々頑張りたいと思います。

さて、ここ数年、年末年始はいつもバタバタしていてるのですが今年も例の如くといった感じで正月早々制作しています。しかも初仕事は絵ではなく、、

彫刻の彩色です。これは新年1発目の展覧会、靖山画廊で開かれる「覚の会」に展示する作品で彫刻家の吉水快聞さんとのコラボレーション作品です。吉水さんが彫った彫刻に私が彩色と截金を施すというもの。これは組み立てると蓮の花になるのですが、その花びらの一枚です。木でできているとは思えないほどの繊細で柔らかい形、それを壊さないように、できることならより美しく見えるように、試行錯誤しながら色を塗っているところです。
吉水さんは鎌倉時代の仏像彫刻の彩色なども研究されていて、今回私が施す彩色も下地などは古典的なやり方に則っています。いつも使っている岩絵具や膠を使うのですが、彫刻彩色なりの下地や膠の濃度の違いがあって、苦戦しつつもかなり勉強になります。普段絵を描く時は平面に色を置くので、色もその絵に設定された2次元空間の中に存在するように意識が働くのですが、彫刻の場合は最初から絶対的に形が存在してしまっているので、むしろ実際に隣り合う形の反射光とか、とにかくいろんな要素が入ってきて面白いです。なんというか、平面より現実的というか。考えてみたら2次元と3次元なので当たり前ですが、とにかく形と色の関係性がまるで違います。この後截金も施す予定ですがどんな風に仕上るのか、楽しみでもあります。

こんな感じで新しい課題に翻弄されつつ新年が迎えられるというのは何となくいい感じがします。
今年もどうぞよろしくお願い致します。

 

 

仕事初め